答え
- A成行注文
成行注文は価格を指定しない注文方法で、現在の価格ですぐ売買したい場合に注文する方法です。指値と逆指値は価格を指定(予約)して売買したい場合の注文方法です。
【虎の巻アドバイス】
成行注文の場合、注文するために市場から目が離せなくなりますが、指値注文や逆指値注文の場合、発注価格を予約しておくことで、常に市場を見ていなくても希望の価格で約定する可能性が高まります。例えば、朝チェックして注文を出しておけば外出中に約定することもできます。ただし、発注した価格にレートが到達しないと約定しないので、指値(逆指値)注文にこだわってしまうと取引が成立しなくなることもよくあります。
その時々で、自分の希望や状況に合った注文方法を使い分けると良いでしょう。
次回、虎の巻更新をお楽しみに!
本記事は2017年4月1日に掲載されたもので、情報提供のみを目的としております。
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解説
■成行注文
成行注文は、価格を指定せず現在の価格で即時に売買する注文方法です。スピーディーに売買が成立するメリットがあり、エントリー(新規注文)時は相場の流れにのって取引する順張りに向いた注文方法です。ただし、相場の急落や急騰等、市場の状況により、スリッページが発生する可能性があるので、注意が必要です。
■指値注文
指値注文は、指定した価格で買う、または売るといった予約注文で、お客さまにとって有利な方向で価格を指定します。例えば、1ドル100円の時に、1ドル98円まで安くなったら買っても良いと思った場合、指値を1ドル98円と予約して注文します。そして、有効期間内に1ドル98円の価格をつけたら、買い注文は成立します。このように、指値注文は「安くなったら買う(高くなったら売る)」という注文方法です。
■逆指値注文
逆指値注文は、指定した価格以上で買う、または指定した価格以下で売るといった予約注文で、お客さまにとって不利な方向で価格を指定します。指値とは異なり、スリッページが発生する場合があるので、必ずしも指定した価格で約定するとは限りません。
※スリッページ:注文の約定時に生じる、発注価格と実際に約定した価格との差のことです。
「スリッページ」について(よくあるご質問)