予想して、解説を聞いて、身につける。
初心者の方はもちろん、 FXを深く学びたいすべての方へ。

外貨ex虎の巻では、実際のチャートをもとに
トレード予測をクイズ形式で出題。
楽しみながらFXへの理解を深めていきましょう。

虎の巻12 「FX取引で課税される利益」

今回はFXの基本問題です

FX取引では、利益の出し方が2つあります。

(1)為替レートの変動による売買益(為替差益)
(2)ポジションを保有しロールオーバーすることによって得られる2国間の金利差調整額(スワップポント)

Q以下の3つの中でFX取引の利益として上記に当てはまらず、課税されないものはどれでしょう。

答え

  • Cワンスアゲイン

ワンスアゲインはonce againで「もう一度」を意味します。「利益」を意味するgainではありません。AとBの両方がFX取引による利益として課税されます。
FX取引で利益として課税されるのがキャピタル・ゲインとインカム・ゲインです。キャピタル・ゲインが(1)、インカム・ゲインが(2)に該当します。

解説

一般的に、キャピタル・ゲインは、土地・株・債券・特許権などの有形・無形の資産を売買することで得られる利益です。FXの場合は通貨の売買益がキャピタル・ゲインとして課税対象になります。また、インカム・ゲインは、土地や債券などの資産を保有することで得られる利息収益のことです。FXの場合は金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買い持ちすれば、その金利差が利息収益になります。そして、この利息収益であるインカム・ゲインも課税対象です。

※インカム・ゲイン:一般的に「資産を保有することで得られる利益」のような意味合いで使用されています。

【虎の巻アドバイス】

当社サービスで得た利益は、雑所得として申告分離課税の対象となり、当社サービス以外の一定の先物取引等の雑所得と合算した上で利益の最終的な合計額が年間で20万円を超えた場合は、給与収入額にかかわらず、確定申告が必要です。また、その年に控除しきれない損失額が発生した場合は、その損失を翌年以降3年間にわたって、発生した利益から控除することが可能です。詳しくは下記をご確認下さい。

FX取引に関わる税金と確定申告について

次回、虎の巻更新をお楽しみに!

本記事は2017年2月6日に掲載されたもので、情報提供のみを目的としております。
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