答え
- A119円台
2015年12月31日の120円台より米ドル安円高となる始値でした。
BはイギリスのEU離脱を決めた国民投票直後の6月24日の価格で、約2年7カ月ぶりの安値を記録しました。Cですが、まだここまでの米ドル高円安にはなっていません。
【虎の巻アドバイス】
何が起きるかわからないのが金融市場です。「まさか」の出来事で資産を失わないように、何か大きな変化がありそうな場合は、注意深く市場を分析することと、慎重に取引をすることが肝要です。
次回、虎の巻更新をお楽しみに!
本記事は2017年1月10日に掲載されたもので、情報提供のみを目的としております。
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解説
2016年は相場が大きな動きをみせた「まさか」の出来事が二回ありました。
イギリスのEU離脱
一つ目の「まさか」の出来事がイギリスのEU離脱を決めた国民投票です。2016年6月23日の投票結果が離脱派の勝利となり、世界中が「まさか」の反応を起こして金融市場が激動しました。ロンドンが欧州金融市場の中心であることから、市場ではEU離脱による英ポンド売り一色となりました。FX市場でも、英ポンド/円は急落し、ユーロも3年半ぶりの安値となり、米ドルも暴落しました。この件でBrexit(ブレグジット)というBritain(イギリス)とExit(退出)を合成した造語が生まれました。
米大統領選挙
二つ目の「まさか」の出来事がトランプ次期米大統領の誕生です。投票日当日までヒラリー氏優勢の見方が強かったため、「まさか」の展開となり、米ドル/円は乱高下を記録しました。
2017年もまた「まさか」が起きるのでしょうか。