投資対象として世界中で注目を集める「金」。一口に金投資と言っても、店頭でコインやインゴットを購入する現物取引、先物市場で取引する先物取引、そしてCFD取引など、さまざまな取引方法が存在します。
金のCFD取引と先物取引の主な違いは、取引期限がなく、数百円程度の少額から平日はほぼ24時間取引できる点にあります。
また、現物投資のような保管の手間も不要です。さらに、現物取引では基本的に買いからしか始められませんが、CFDでは買いだけでなく売りからも取引をスタートできるため、価格が下落する局面を想定した取引も可能です。
本記事では、金のCFD銘柄である「金スポット」と「金/JPY」の紹介から、価格が動く要因、取引を進める際に知っておきたいポイントまでわかりやすく解説します。
「外貨ex CFD」で取り扱われている、金スポットと金/JPYの主な違いは、取引通貨と取引単位、そしてそれに伴う必要証拠金の水準です。どちらも金価格に連動するCFD銘柄ですが、金/JPYの方がより少ない証拠金から取引を開始できます。
1トロイオンス(約31.1g)単位で取引される米ドル建ての銘柄。
必要な証拠金は金/JPYよりも高くなります。また、円換算の損益が米ドル/円の変動の影響を受けます。
多くの日本人にとって分かりやすい「1gあたりの価格」で取引できる銘柄。
取引サイズが小さいため、金スポットよりも少額の資金から手軽にスタートできます。
※取引画面では価格が円建てで表示されますが、金の国際価格は米ドル建てで決まるため、価格には為替レートの変動も反映されます。
金のほかにも、銀やプラチナといった貴金属も円/g単位で取引ができます。米ドル建てのスポット取引に比べて少額から取引が可能で、銀・プラチナともに100円以下の金額から取引を始められます。
金は「有事の金」や「無利子資産」と呼ばれる側面を持ち、特定の市場環境で価格が大きく動く傾向があります。価格が変動しやすい代表的な要因は以下の3点です。
戦争やテロ、国際情勢の緊迫化が起こると、リスク回避の資金の逃避先として金に買いが集まります。市場の不確実性が高まる局面では、金価格が上昇する傾向があるとされています。
基軸通貨である米ドルへの依存度を下げるため、新興国の中央銀行が外貨準備として金を大量に購入するケースがあります。中央銀行は一度買った金を長期間保有し続けるため、市場で流通する金が減少し、需要が供給を上回りやすくなります。
金は保有していても利息がつきません。そのため、米国の政策金利が引き下げられて預金や債券の利息が減ると、利息のつかない金との差が縮まり、金が買われやすくなるとされています。反対に政策金利が引き上げられる局面では、金価格に下押し圧力がかかりやすくなります。
金のCFDを取引する際には、メリットだけではなくいくつかの注意点もあります。
CFD取引には「スプレッド」と呼ばれる、買値と売値の価格差があり、これが実質的な取引コストになります。
また、日をまたいでポジションを保有する場合には、金利調整額が発生します。
付与日数や条件を事前に確認しておくと良いでしょう。
価格調整額・金利調整額についてはこちらをご覧ください
レバレッジは収益を増幅させる一方で、損失も大きく膨らませる可能性があります。
価格が大きく逆行した場合、証拠金以上の損失が発生するリスクがあります。ご自身のリスク許容度に合った取引を心がけてください。
損失が拡大し、証拠金維持率が一定の水準まで下がると、証拠金維持率を回復させるために、追加の入金が必要になります。
追加入金できない場合はポジションを決済しなければならないため、意図しない取引につながる可能性があります。
追加入金の発生を防ぐためにも、無理のない範囲での取引を心掛けることが大切です。
追加の入金(追証)についてはこちらをご覧ください
損失が膨らみ証拠金が少なくなると、ロスカットが執行される場合もあるので注意が必要です。
ロスカットとは、損失が一定額に達した場合に、保有するポジションを自動的に決済する仕組みのことです。ロスカットには必要以上の損失拡大を防ぎ、投資家を保護する役割があります。しかし、強制的に決済されるため、意図しない取引につながることもあるでしょう。
なお、急激な価格変動が起きた際にはロスカットが間に合わず、証拠金を上回る損失が発生する場合もあるため注意しましょう。
ロスカットについてはこちらをご覧ください
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作成日:2026/09/15
更新日:2026/09/15