相場概況
昨日の「米ドル/円」は、136.64円で始まると、東京時間、早朝に136.70円の高値を付けるが、その後は利食いが先行。時間外のNYダウ平均先物や日経平均が軟調となると、「米ドル/円」136.05円まで下落。ロンドン時間、一時136.62円まで買い戻されるが、その後は上値が重く、失速。NY時間、米10年債利回りが大幅に低下するとドル売りが先行し、「米ドル/円」は135.68円まで下落。その後、下落していた米国株が反発しだすと、「米ドル/円」は136円台を回復し、136.20円でクローズをむかえた。
相場観
流れに変化が出たのではなく、新高値更新後の利食いによる調整とみる。今後の懸念点としては、利上げが開始された日本以外の国々に発生しそうな、スタグフレーション(不景気の状態で金利が上昇することによる経済の冷え込み)である。テクニカル的には、引き続き138円台挑戦の流れとみる。