相場概況
昨日の「米ドル/円」は、134.40円で始まると、東京時間、日経平均の下落によるリスク回避の円買いが先行し133.87円まで下落。その後、日銀が臨時の国債買いオペを5000億円から8000億円に増額したとわかると、「米ドル/円」は134.82円まで上昇。ロンドン時間、時間外の米10年債利回りが低下すると、「米ドル/円」は134.01円まで下押しとなるが、その後は買い戻された。NY時間、米10年債利回りが上昇すると、明日のFOMC前に金融引締めが加速するとの思惑で買いが先行し「米ドル/円」は135.43円まで上昇。
相場観
目新しい材料は無いが、米国のインフレ→米利上げ加速→日米金利差拡大=「米ドル/円」上昇。上がるのはわかるが、問題はどこまで上昇するのかである。過去レートを参考にすると98年の147.67円が意識される。数十年振りの相場なので、過去にはこだわらず、下落を警戒しながらの買い方針継続。