相場概況
昨日の「米ドル/円」は、134.23円で始まると、東京時間、本邦実需の買い観測で、前日の高値134.47円を抜けると134.55円まで上昇。その後は、本邦輸出勢の売り観測などもあり133.63円まで下落。ロンドン時間、ECBでは、量的緩和策を7月1日に終了し、同月に0.25%の利上げに踏み切る方針を発表。発表後ユーロドルが反発すると、「米ドル/円」は133.18円まで下落。NY時間、米10年債利回りの上昇や、反発したユーロドルが下落したことによるドル買いなどもあり、「米ドル/円」は134円台を回復し134.37円でクローズをむかえた。
相場観
「米ドル/円」に関しては、ECBの結果より、本日のCPIの方が重要。米国ではインフレピーク説もでてきており、経済指標が下振れとなれば、金融引き締めの速度が下がる可能性もある。テクニカル的には、昨日の動きは調整。2002年1月の高値135.16円を突破するかどうか重要な局面とみる。