相場概況
昨日の「米ドル/円」は、128.21円で始まると、東京時間、時間外のNYダウ平均先物が軟調となり、リスク回避の円買いで127.89円まで下落。その後、本邦実需の買い観測や米10年債利回りの上昇、NYダウ平均先物がプラス圏に回復すると、「米ドル/円」は128.94円まで上昇。ロンドン時間、欧州株が軟調となるとリスク回避の円買いが先行。NY時間、5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数・前週分米新規失業保険申請件数・4月米景気先行指標総合指数・4月米中古住宅販売件数が予想より弱い数値となるとドル売りが先行。欧米株の下落や米10年債利回りもあり、「米ドル/円」は127.02円まで下落。その後は買戻しが入り127.82円でクローズをむかえた。
相場観
米経済指標が弱く、日欧米の株価指数の下落でリスク回避の動きとなった。日足一目均衡表で見ると、三役好転中ではあるが、昨日の下げで基準線を割り込み、転換線と基準線が急接近。基準線が転換線を上抜けすると、三役好転解消となる。また、5/12の安値127.51円を下回り127.02円まで売られたことで、下割れの可能性が高まった。まだ調整の下げと想定しているが、痺れる展開が続きそうである。