相場概況
昨日の「米ドル/円」は、129.37円で始まると、東京時間、一時129.53円まで上昇となるが、時間外の米10年債利回りの低下などもあり129円台前半で推移。ロンドン時間、新たな材料のない中129円を挟む小動き。NY時間、米小売り大手の決算がさえない内容となると、インフレによる収益悪化懸念から米株が急落。米10年債利回りの低下などもあり、「米ドル/円」は128.01円まで下落。
相場観
教科書的には金利が上昇すると株価は下落するので異常な動きではない。しかし、これらをうまく調整しながら「利上げ」を行うのが各中銀である。日足一目均衡表でみると、前日の下げで基準線まで下落し、本日の下げで基準線を割り込んでいる。遅行線も26期間前チャートに急接近しており、ここで反発がなければ「三役好転」が解消となり、上昇トレンドに変化が出る。調整で終わるのか、転換なのかの見極めが必要。