相場概況
昨日の「米ドル/円」は、129.11円で始まると、東京時間、一時128.82円まで下押しとなるが、その後は本邦実需の買い観測や時間外の米10年債利回りの上昇を受け、129.45円まで上昇。ロンドン時間は129円台前半中心に揉みあい。NY時間、4月米小売売上高は市場予想通りとなったが、前月分が上方修正されたことや、4月米鉱工業生産指数が予想を上振れた事等を受け129.78円まで上昇。その後、5月NAHB住宅市場指数が予想を下振れしたことで129.07円まで下落し129.34円でクローズをむかえた。
相場観
昨日は、米経済指標の良し悪しで上下。パウエルFRB議長は米紙WSJ主催のイベントで「インフレ低下の確証を得られなければ、FRBはさらに積極的な行動を検討する必要がある」などタカ派発言。想定内の内容のため反応は限定的。テクニカル的に大きな変化はなく、日足一目均衡表では、転換線と転換線の間で推移。三役好転中なので上昇基調継続とみているが、上抜けに時間がかかる場合は、一旦大きな調整が必要かもしれない。