相場概況
昨日の「米ドル/円」は、129.35円で始まると、東京時間、日経平均の上昇を受け仲値で129.64円まで上昇。その後、上海株が下落・4月中国鉱工業生産や小売売上高が予想を下回るとリスク回避の流れで、「米ドル/円」は128.70円まで下落。ロンドン時間、時間外の米10年債利回りの上昇を受け、「米ドル/円」は129.40円まで上昇。NY時間、米10年債利回りの上昇で129.61円まで上昇となるが、その後、5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を下振れると、128.98円まで下落。
相場観
中国経済指標の下振れでリスク回避の流れが出て128円台後半まで下押しとなるが、深下げはなく129円を挟み小動き。日足一目均衡表で見ると、三役好転と強いシグナル発生中だが、転換線と基準線のあいだで推移しており、転換線と基準線が接近気味になっている。また、遅行線が実態線に接近しており、このまま横ばいで推移した場合、三役好転が解消する可能性が出てきた。上昇基調継続とみるが、愚図愚図な展開が続く可能性があるので、反転の兆しを見逃さないようにしたい。