相場概況
昨日の「米ドル/円」は、129.86円で始まると、東京時間、時間外の米10年債利回りの低下を受け129.50円まで下落。その後は、本邦実需の買い観測で129.90円まで買い戻された。ロンドン時間、時間外の米10年債利回りの低下や欧州株の下落を受け、「米ドル/円」は128.40円まで下落。NY時間、NYダウ平均が急落すると、リスク回避の円買いが先行し、「米ドル/円」は127.51円まで下落。売り一巡後は買戻しが入り128.30円でクローズをむかえた。
相場観
日米金融政策差を意識したドル買い基調に変化はないとみるが、米利上げによる株安や世界的景気の先行き不透明感などから、リスク回避の円買い優勢。テクニカル的に昨日の安値127.51円は、114.65円-131.34円の押し23.6%の127.40円、121.28円-131.34円の押し38.2%の127.49円の重複レベルでサポートされた。まだ、上昇トレンドが変化しているわけではないので調整の動きとみる。