相場概況
昨日の「米ドル/円」は、130.21円で始まると、東京時間、買戻しが先行し一時130.57円まで上昇。その後は、時間外の米10年債利回りの低下や日経平均の下落などを受け、「米ドル/円」は130円を割り込み129.79円まで下落。しかし、その後は、実需の買い観測などから130円台に買い戻された。ロンドン時間、揉みあいながらジリ安で129.86円まで下落。NY時間、メスター米クリーブランド連銀総裁が0.75%の利上げの可能性に関して言及したことなどが下支えとなり、130.45円まで買い戻された。
相場観
目新しい材料は無く、調整の動き。バイデン米大統領のインフレ対応に関する演説では政権の最優先課題としてFRBがインフレ抑制に向けて取り組んでいると表明。日足一目均衡表で見ると、「三役好転」と強い買いシグナル継続中。詳細を見ると、下落時には転換線前後で踏みとどまっている。今のところ、上昇基調に変化は見当たらないが、本日の米CPIの数値で、インフレのピークが過ぎたとの思惑が先行した場合の動きに警戒したい。