相場概況
昨日の「米ドル/円」は、130.12円で始まると、東京時間、時間外の米10年債利回りの上昇を受け130.80円まで上昇。その後、実需の売り観測などもあったが日経平均が堅調に推移したこともあり、「米ドル/円」は130円台後半で推移。ロンドン時間、130円台後半で揉みあい。NY時間、4月米雇用統計では非農業部門雇用者数が42.8万人(予想39.1万人)と上振れたが、失業率が3.6%(予想3.5%)と下振れ、平均時給は5.5%(予想5.5%)となったが、前月比で下振れとなった。発表直後130円台前半まで売られたが、その後は130.70円前後まで買い戻された。米10年債利回りが高水準を維持したこともあり、「米ドル/円」は底堅く130.58円でクローズをむかえた。
相場観
米雇用統計は大きなサプライズはなく微妙な反応。日米金融政策差によるドル買い・円売り継続。テクニカル的には、再度131円台を挑戦しそうな雰囲気となっており、131円を突破すると次の上値目標は131.73円(114.65円-125.10円-121.28円→上値拡張100%)前後となりそうだ。