相場概況
昨日の「米ドル/円」は、126.42円で始まると、東京時間、イースターマンデーでオセアニア市場などが休場となる中、時間外の米10年債利回りが上昇すると、126.79円まで上昇。その後、仲値で実需の売りや、黒田日銀総裁が衆院・決算行政監査委員会で「最近の円安はかなり急速な為替変動」と発言すると126.23円まで下落。ロンドン時間、イースターマンデーで欧州市場の市場参加者は少なく動意の中、米10年債利回りの上昇を受け126円台半ばまで買いもどされた。NY時間、126円台半ばで小動き後、FRBが金融引き締めを積極的に進めるとの見方が強まると、米長期金利の上昇とともに「米ドル/円」は126.99円まで上昇。
相場観
黒田日銀総裁が円安に懸念を示したが、強い牽制ではなかったことから「円安が全体としてプラス」という思考に変化は無いのではないか。テクニカル的には、現在(執筆時間9:00時点)127円を突破しており、114.65円-123.10円-121.28円からの上値拡張61.8%である127.73円が当面の上値目標と予測する。