相場概況
昨日の「米ドル/円」は、109.68円で始まると、東京時間はアジア株の堅調や時間外の米10年債利回りの上昇を受け109.83円まで上昇。ロンドン時間も109.70円中心に堅調推移。NY時間、原油や銅などの商品価格が上昇し、資源国通貨の上昇でドルが売られ、米10年利回りが低下すると「米ドル/円」は109.41円まで下落。その後は、米10年利回りが上昇し始めた事等で買戻しが入り109.68円でクローズをむかえた。
目新しい材料は無く、109円台で小動き。
テクニカル的にも大きな変化がないが、先週木曜以降、上髭や十字線が連続しており、マーケットの迷いがうかがえる。日足一目均衡表で見ると、転換線と基準線が昨日より接近。三役逆転方向に向かっており、日足ベースだと方向感に欠ける動きと言える。
あとは、27日のジャクソンホールでのパウエルFRB議長発言待ちとなるが、期待値は高いが、演題が「経済見通し」となり、金融政策に関しての言及がないかもしれない。荒れることが予想されるため、事前のポジションは軽くしておくことが重要か。