相場概況
先週末の「米ドル/円」は、109.72円で始まると、東京時間、仲値で109.88円まで上昇。その後は、日経平均の下落で109.62円まで下押し。ロンドン時間、世界各国で新型コロナウイルス感染拡大を嫌気し、欧州株や時間外のNYダウ平均が下落すると、リスク回避の円買いが先行し、「米ドル/円」は、109.57円まで下落。NY時間、米株の上昇を受け、過度なリスク回避姿勢が後退。米10年債利回りの上昇もあり、109.87円まで上昇し109.80円でクローズをむかえた。
新たな材料は無かったが、109円台半ばで下げ渋りを見せた。テクニカル的には、まだ上値が重く109円割れを狙ってもおかしくないと思うが、この先、時期がずれたとしても米国のテーパリングは時間の問題である。週末のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が、超ハト派とならない限り、大崩れはないのかもしれない。